東京都大田区は、23区の中で一番広い面積を持っている土地です。23区中で、最も都心から離れているものの、神奈川県に隣接していることもあって、交通の要点であり多くの路線が通っています。また大田区の東部には、羽田空港もあります。
大田区は高級住宅地と工業地帯を内包するエリアでもあり、多様な人々が暮らしています。そんな大田区の保育事情はどうなのかというと、年々保育園は増えているものの、待機児童の数は多い傾向にあるようですね。今回の記事では大田区における保育事情について解説していきたいと思います。
大田区では育児支援として以下のような取り組みが行われています。
その他、区内在住の児童に防犯ブザーを給付したり、妊娠・出産期のサポートから子どもが生まれた後の支援や交流、保育や一時預かりといったサポートまで、多岐に渡る支援が用意されています。
大田区の保育料は、認可保育園・小規模保育所・事業所内保育所を問わず、同じ保育料が設定されています。保育料は、保護者それぞれの現年度の住民税(区市町村民税)額の合計により決定され、入園月または保育料切り替えの9月20日頃に「保育料決定通知書」で知らされます。
また保育料の月額は、子どもの年齢により変わるので覚えておきましょう。ただし現年度の区市町村民税所得割が、30,000円以上50,000円未満の世帯までは、どの年齢であっても保育料に変化はありません。大田区の認可保育園における中間層の平均保育料は、以下のようになっています。
子どもの年齢 | 平均保育料 |
---|---|
3歳児未満 | 30,100円 |
3歳児 | 19,700円 |
4歳児以上 | 18,900円 |
また以下のようなケースに該当する場合は保育料軽減が適用されます。
大田区では保育に関わる補助金として、以下のような取り組みが行われています。
東京都の認証保育所に子どもを預けている保護者を対象とした制度です。内容は年度によって変化することもあるので注意してください。
以下の条件をすべて満たしている場合が補助金の対象となります。
補助金の区分と金額は、以下のように設定されています。
補助区分 | 補助金額(月額) |
---|---|
生活保護世帯、区市町村民税非課税世帯、均等割額のみ課税世帯 | 40,000円 |
区市町村民税所得割課税額 128,000円未満世帯 | 32,000円 |
区市町村民税所得割課税額 128,000円以上263,200円未満世帯 | 25,000円 |
区市町村民税所得割課税額 263,200円以上500,000円未満世帯 | 13,000円 |
大田区では区内在住の中学3年生までの児童を対象に、医療費が助成される「児童医療費助成制度」を実施しています。対象となる子どもの年齢や条件、助成の内容などを確認していきましょう。
保護者と乳幼児または児童の住所が大田区内にあり、健康保険に加入していることが資格条件となります。ただし以下のいずれかに当てはまる場合は対象とならないので注意してください。
助成の対象は以下です。
医療証の交付には申請が必要となります。申請の際には子どもの健康保険証の写しと、申請者の印鑑を忘れずにお持ちください。
最後に大田区の保育・子育てのお問い合わせ窓口について紹介します。