東京都世田谷区の保育情報

23区最大級の人口を誇る世田谷区は、鉄道や路線バスの充実で都心からも通いやすいことから、多くの学校が存在し23区随一の住宅地として発展しています。高級住宅街で有名な成城のほか、商業地域として目まぐるしい発展を見せる二子玉川や下北沢など、住みやすくて人気の街も多いです。

世田谷区の保育政策について

世田谷区では、『世田谷区子ども・子育て支援事業計画調整計画』を策定し、保育の状況や今後の見込みなどの数値を明確に公表しています。これらの事業計画を元に、平成30年度は保育園定員を合計400名以上増やしたことで、待機児童数も16名の減少となりました。今後も保育施設の増設・誘致を積極的に行い、実現していく予定です。

世田谷区では通常保育だけでなく、保護者の様々な状況に対応できる保育の場として、病児保育や24時間型の夜間保育、緊急保育の場なども提供しています。

また保育士不足の問題に対しても、保育士の確保策として指定住宅の家賃に対する補助などの支援を行っているほか、人材確保のために保育求人サイト「せたがやHoiku Work」の運営や就職相談会なども実施。東京都のなかでも特に待機児童数が多い区として、多面的に保育の場や保育者を増やす施策に取り組んでいます。

世田谷区の平均的な保育料について

東京都福祉保健基礎調査『東京の子供と家庭』の調査結果よると、小学生までの子どもがいる共働き世帯における世帯年収が、世田谷区は600-800万円(22.8%)台となっており、全体的に見ても最も高い割合にあるということがわかります。(参考文献:『東京の子供と家庭』平成29年度東京都福祉保険基礎調査)

世田谷区では『保育の統計資料』で、保育料階層の分布の情報を公開しており、この資料によると、世田谷区の保育料で一番多い階層が、D7階層(世帯年収約700万円)にあたります。この階層の標準保育の保育料は、3歳児未満が2万9700円、3歳児20,000円、4歳児以上19,900円としています。

世田谷区の保育関連補助金について

世田谷区では「認証保育所」「認可外保育所」「保育ママ」を利用する場合、保育料の補助を行っています。

認証保育所

補助金受給の条件

  • 該当月の初日に世田谷区に在住
  • 年度内に認証保育所と月160時間以上の月極契約をして利用していること
  • 世田谷区が定めた保育料算定区市町村民税所得課税対象額の範囲内
  • 保育料(月極)を納入していること

補助金額(平成30年度分)

保育料算定区市町村民税所得 課税対象額 補助金額
生活保護世帯~課税対象額0円 40,000円
~2,470,000円未満 30,000円
2,470,000~3,445,000円未満 25,000円
3,445,000円~4,158,000円未満 15,000円
4,158,000円~4,908,000円未満 10,000円
4,908,000円~9,500,000円未満 5,000円
9,500,000円以上 0円

認可外保育施設

補助金受給の条件

  • 該当月初日に区内在住の0~3歳児
  • 世田谷区の認可保育園等の申し込みを行った上で待機児童となっていること
  • 該当月に補助対象施設に在籍、月160時間以上の月極契約をしていること
  • 認可外施設の保育料を滞納していないこと
  • 世田谷区が定めた保育料算定区市町村民税所得課税対象額の範囲内

補助金額(平成30年度分)

保育料算定区市町村民税所得 課税対象額 補助金額
生活保護世帯~課税対象額0円 40,000円
~2,470,000円未満 30,000円
2,470,000~3,445,000円未満 25,000円
3,445,000円~4,158,000円未満 15,000円
4,158,000円~4,908,000円未満 10,000円
4,908,000円~9,500,000円未満 5,000円
9,500,000円以上 0円

※対象となる施設は世田谷区ホームページをご確認ください。

保育ママ(一時利用は対象外)

補助金受給の条件

  • 世田谷区内に在住
  • 令和元年度に区内の保育室や保育ママに、子どもを預けていること
  • 世田谷区が定めた保育料算定区市町村民税所得課税対象額の範囲内
  • 保育料を納入していること

補助金額

保育室では45,000円、保育ママでは25,000円を対象として、保育料算定区市町村民税所得課税対象額に合わせて算定します。兄弟の人数等で支給金額が異なります。また、延長保育や食事代等は対象外となります。

※認証保育所、認可外保育所、保育ママに関する補助金制度では、全て申請手続きが必要となります。期間や必要書類をご確認の上、手続きを行うようにしましょう。

世田谷区の医療費免除の年齢について

世田谷区では義務教育までの子どもを対象として医療費(健康保険診療の自己負担分と入院時の自己負担分)の免除を行っています。

医療費免除条件

  • 0歳から15歳に達した日以降に最初に迎える3月31日までの子ども
  • 世田谷区民であること
  • 国民健康保険や社会保険に加入していること
  • 生活保護等での医療助成を受けていないこと

医療費免除のためには医療証が必要となります。免除の資格を受けるために、必要書類等を確認して手続きをするようにしましょう。

世田谷区の保育・子育てのお問い合わせ先窓口について

庁舎・部署名 電話番号 住所 開庁時間 内容
保育担当部 保育課 03-5432-2325 世田谷区世田谷4-21-27
世田谷区役所第2庁舎2階
平日8:30-17:00 世田谷区の保育園全般に関すること
保育担当部 保育認定・調整課
入園担当
03-5432-1200 保育園入選選考や保育料に関すること
保育担当部 保育課
教育・保育施設担当
(区立)
03-5432-2319
03-5432-2321
区立保育園に関すること
保育担当部 保育課
教育・保育施設担当
(私立)
03-5432-2320
03-5432-2844
03-5432-2966
私立保育園に関すること
保育担当部 保育課
教育・保育施設担当
(私立認定こども園・地域型保育事業等)
03-5432-2334
03-5432-2335
私立認定こども園、地域型保育事業に関すること
保育担当部 保育認定・調整課
認可外保育施設担当
03-5432-2313
03-5432-2324
03-5432-2572
保育室や保育ママ、認証保育所に関すること
世田谷総合支所 03-5432-2915 世田谷区世田谷4-22-33 保育園の入園相談
北沢総合支所 03-6804-7525 世田谷区北沢2-8-18
玉川総合支所 03-3702-1189 世田谷区玉川1-20-21
砧総合支所 03-3482-1344 世田谷区成城6-2-1
烏山支所 03-3326-6155 世田谷区南烏山6-22-14

※平均的な保育料、待機児童率については、以下ホームページを参照しています。
参考データ:『保育の統計』世田谷区ホームページ
CCBY

世田谷区の待機児童割合

  • 2.0%
  • 1.5%
  • 1.0%
  • 0.5%
  • 0%